カタンの開拓者たち
カタンの基本
1990年代にドイツで生まれた、比較的新しいボードゲームである。
このボードゲームの設定は、無人島が舞台になっていて、複数の入植者(プレイヤー)が無人島を開拓して行き、一番繁栄した入植者(プレイヤー)が勝者となる
人生ゲームやモノポリーと言った双六の類ではなく、自分の領土、陣地を広げていくボードゲームに近い。
最初に、六角形からなる、資源(木材、粘土、麦、鉄、羊毛)のプレートを並べて、それぞれの資源に、番号が割り振られる。そのプレートの上に、プレイヤーは2箇所の家(開拓地)を設置した状態から始まる。
順番にサイコロを振って、出た目の番号が割り振られている資源に隣接している場所に、家(開拓地)を所持しているプレイヤーが資源を取得できる。その資源を使って、新たに道や家(開拓地)を設置できる。
さらに資源を集めて、またそれを、家や町に変えて行き、最初に10点(家(1点)や町(2点)には、それぞれ点数化されている。)を集めたプレイヤーが勝ちとなる。
カタンの特徴・醍醐味
カタンの特徴は、人生ゲームやモノポリーのように双六型では無い為、自分以外のプレイヤーのサイコロの出た目も、自分に何かしらの影響を及ぼす可能性があります。
これはつまり、中盤以降のモノポリーにも言えますが、自分の番でなくても常に何かしらの期待をして待てると言う事です。
そして、人生ゲームやモノポリーは、お金が上下しますが、カタンの資産(道や家)は、一度建てたら減ったりはしません。
また、資源の回収を妨害する役割の「ソルジャー」と言うコマがあり、この存在が、独走者の妨害をしてくれて、バランスを取ってくれる事により、ゲームをより一層白熱させることに一役かっている。
カタンの醍醐味は、特徴でも述べましたが、自分の番の時も相手の番の時も、サイコロから目が離せなく、常に何が出るかワクワクしていられる事です。
そして、集めた資産で道や家に変えて、自分の領土が増えていく事がとても楽しく感じられます。もちろん、相手がいる事なので、領土をどのように広げていくかや、チャンスカード(の様なカード)を使うタイミングも含めて、相手との駆け引きが必要になります。
さらに、あまり優位に立っていると、ソルジャーに狙われて、潰される可能性もあるので、いかに周りのプレイヤーから目を付けられずに、優位な状態に持っていくかが、プレイヤーの腕の見せ所になります。
終盤のモノポリーのようなハラハラ・ドキドキ感はないですが、時間が経てば、誰でも着実に資産が増えていく建設的なゲームであり、最終的な勝者は1人ですが、負けたプレイヤーも楽しさを味わえるゲームです。