モノポリー

モノポリーの基本

20世紀初頭にアメリカで生まれた世界的なボードゲームである。

プレイヤーはすごろくの要領で、サイコロを振って、出た目の数の分だけ自駒を進めて、止まった枡のイベントに従い行動をとる。

人生ゲームと違い、上がり(ゴール)と言う概念は無く、同じフィールド周回しながら、他のプレイヤーと盤上の不動産、ビジネス、乗り物などを取引して、自ら資産を増やし、最終的に自分以外の全てのプレーヤーを破産させる事を目的とする。

モノポリーの特徴・醍醐味

 モノポリーの特徴は、上がり(ゴール)がない為、人生ゲームのようにひたすらゴールに向かって進んで行くゲームではなく、同じフィールドを周回しながら、自分の手持ちの資金を使って資産(自分の優位な枡)を増やしていくゲームです。

その為、ゲーム中、何度も同じ枡に止まることがありますが、同じ枡に止まっても、その枡が自分の資産になっているか、はたまた、相手の資産になっているかで、大きく意味合いが変わってきます。

また、モノポリーは英語で「独占」と言う意味で、時間制限による勝敗を除いて、自分以外の全てのプレイヤーを破産させたらそこでゲーム終了となり、独占したものが勝者になります。

モノポリーの醍醐味は、同じフィールドを周遊するにも関わらず、序盤(サイコロ運期、資産購入期)、中盤(こうちゃく期、交渉、駆け引き期)、終盤(投資、増資期、ロシアンルーレット期)によって、ゲームの性質が大きく異なる所です。

そして、このゲームの最もエキサイティングで面白い所は、中盤以降のプレイヤーとの交渉(ゲーム展開によって交渉が発生しない場合もあります。)を含めた駆け引きと、終盤のハラハラ・ドキドキ、ロシアンルーレット期です。(ロシアンルーレット期は、私が勝手に命名しました。)

 そして、ほとんどが運によって勝敗が決まる人生ゲームと違い、モノポリーは、判断力、決断力、交渉力などが勝敗を大きく左右します。その為、ゲームで勝つためには、判断力、決断力、交渉力を磨く必要があり、モノポリーを通して、社会でも必要な能力が磨かれると思い、ボードゲーム交流会の主教材としてモノポリーを選んだ理由でもあります。