自分の正体を隠した(他のプレイヤーには公開しない)状態でゲームが進行し、自分の正体を偽ったり、相手の正体を見破ったりするゲームと定義します。 主に心理戦や駆け引き、ブラフなどが中心となります。
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1位:レジスタンス:アヴァロン
アーサー王に忠義を誓う正義に紛れ込む悪を暴く正体隠匿系ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.8点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 30分以内 プレイ人数 5~10人 推奨人数 7~8人 小売価格 ¥2160 管理人がおススメするNo1招待隠匿ゲーム
私のお気に入りボートゲームの中で10本の指に入るボートゲームです。
また、正体隠匿ゲームの中では、あの有名な「人狼ゲーム」を抑え、管理人が選ぶNo1招待隠匿ゲームです。
人狼ゲームの欠点「ゲーム脱落」「GM必須」を改善した秀逸なゲーム
アヴァロンは、人狼ゲームの致命的な欠点である「ゲームからの脱落」「ゲームマスターが必要」をシステムで上手く解決しています。
正体隠匿ゲームなので、好き嫌いが分かれるゲームですが、「人狼ゲーム」と比べて、「心理戦」よりは「論理戦」に近い展開になるのも特徴です。
「アヴァロン」の代替は「クエスト:永遠の王の物語」
2024年12月現在、「アヴァロン」はプレミアが付いているため、ほぼ同様のゲームを遊びたい方は、以下の「クエスト:永遠の王の物語」でも良いかもしれません。
パッケージやコンポーネントはだいぶ違っており、ルールも少しだけ違いますが、ゲームの中身は、ほぼ「アヴァロン」です。
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2位:人狼ゲーム 嘘つきは誰だ
夜になると村人を襲う人狼を暴いて、村から人狼を追放する正体隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.4点/10点中 難易度 ★★☆☆☆ プレイ時間 30分以内 プレイ人数 5~人 推奨人数 9~10人 小売価格 ¥1264 テレビ番組でも話題になった正体隠匿ゲームの代表作「人狼ゲーム」
知名度の高さから、交流会でもちょこちょこ動いています。ただ、人の本性が垣間見える為、好き嫌いが分かれるゲームです。特に日本人の多くは、嘘を付く事に抵抗があり、正直な人が多い民族だと思います。
ただ、何割かの「心理戦」、「騙し合い」などが好きな人は、ものすごく好きなゲームの為、そういう人たちが集まった場合、1日中出来るゲームかもしれません。
また、ゲームとしては、5人から出来ますが、ある程度盛り上がる展開になるには、10人近く必要な為、気軽にするにはハードルが高いゲームと言えるでしょう。
それでも、ゲームシステムは秀逸な為、メンバーに恵まれれば、盛り上がる事は間違いないです。
「ゲーム脱落」「GM必須」が欠点
人狼ゲームの欠点は、「ゲーム脱落者」が出る事と「GM(ゲームマスター)必須」なことです。(GM必須は、アプリを使えば解決できますが。)
私自身は、ゲーム途中で脱落して、暇になる事が嫌なため、自らGMを買って出ていますが、序盤で脱落した人は、長い間暇になってしまう恐れがあります。
ただ、ゲームから脱落しても、他のメンバーの様子を見ている事を楽しめれる人なら「人狼ゲーム」を余すことなく楽しめる事でしょう。
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3位:タイムボム
ボマーが仕掛けた爆弾の解除を目指すスリリングな招待隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.1点/10点中 難易度 ★★☆☆☆ プレイ時間 30分以内 プレイ人数 2-8人 推奨人数 4-6人 小売価格 ¥2200 パーティーゲーム寄りの招待隠匿ゲーム
「アヴァロン」や「人狼」とはまた一味違い、バチバチの心理戦がある招待隠匿ゲームというよりは、招待隠匿要素や心理戦もあるパーティーゲームに近い感じです。
ゲームのテーマも分りやすく、ルールも比較的シンプルなので、招待隠匿ゲームが苦手な方でもお勧めできると思います。
ゲームのテーマや目的と招待隠匿の相性が良い
表向きは全員、爆弾解除を目指して動きますが、中には悪側(ボマー団)が紛れており、「この動線は切った方がよい」とか「切らない方がよい」など、ミスリードをしてきます。
間違った線を切ると爆発して、一発で正義側(時空警察)が負けになる為、この緊張感と誰を信じて良いか分からない疑心暗鬼の状態が、このゲームの面白さの神髄です。
少人数からも楽しめる招待隠匿ゲーム
招待隠匿ゲームは、最低5人以上はいないとプレイ出来ないものがあり、楽しむ場合は、もっと多くの人数が必要な場合があります。
かたや「タイムボム」は、2名からプレイ出来、4人でも十分楽しめる為、かなりハードルの低い招待隠匿ゲームとして重宝します。
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4位:デセプション 香港殺人事件
香港で起きた殺人事件を、犯人と刑事に分かれて戦う正体隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.0点/10点中 難易度 ★★☆☆☆ プレイ時間 1時間以内 プレイ人数 4~10人 推奨人数 4~6人 小売価格 ¥4400 プレイ感としては、「インサイダー」と「アヴァロン」を合わせた様なゲームシステムです。
正義側(捜査官側)は、ゲームマスター(法医学者)のヒントを基に、「犯人」「証拠品」「犯行手段」を暴いていきます。
悪側(犯人と共犯者側)は、ゲームマスターのヒントを上手く他へ誘導して、操作をかく乱せます。
目撃者は、人狼で言う「占い師」、アヴァロンで言う「マーリン」の様な役目で、かなり重要な役割を担います。
人狼の様な「脱落」は発生せず、「インサイダー」の様に「ゲームマスター」もゲームに参加できるので、ゲーム終了までプレイヤー全員が楽しめます。
また、正体隠匿ではありますが、「人狼」ほど、心理戦は発生しない為、終わった後も、「人間不信」になると言った心配は少ない軽い正体隠匿ゲームと言えます。
人数は最大10人まで出来ますが、「6人」が一番楽しめるゲームでしょう。
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5位:レジスタンス
レジスタンス(反乱軍)の中から裏切り者を見つけ出し勝利を目指す招待隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 1時間以内 プレイ人数 5~10人 推奨人数 6~8人 小売価格 ¥ 「レジスタンス:アヴァロン」の下位互換
「レジスタンス」の上位互換が「レジスタンス:アヴァロン」と言った方が正解ですが、基本的なゲームシステムはほぼ同じの為、ゲームとしては「アヴァロン」同様面白いです。
ゲームは面白いがコンポーネントに難がある。
もう一度言いますが、ゲームとしては面白いです。ただ、決定的に劣っているのは、「コンポーネント」です。これが致命的に悪い(分かりにくい)ため、買うなら上位互換の「アヴァロン」にしましょう。
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6位:シークレットヒトラー
2つの陣営に分かれて権力闘争する政治色の強い招待隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 7.9点/10点中 難易度 ★★☆☆☆ プレイ時間 30分以内 プレイ人数 5-10人 推奨人数 6-8人 小売価格 ¥3300 ボードゲーム関連タグ
テーマとルールがとてもマッチしている
これは、私がボードゲームを遊ぶうえでとても重視している事です。このゲームは、ヒトラー率いるファシスト陣営とリベラル陣営の2つの陣営に分かれ、選挙をしたり、法案を通す、通さないのやり取りを繰り返します。
「政治(選挙)」「権力闘争」「派閥争い」と言った要素と「招待隠匿」はとても相性がよく、ゲームテーマとルールがマッチしている点が、ゲームをより面白く感じさせます。
コンポーネントがしっかりしている
コンポーネントの質もボードゲームの面白さを構成する要素としては重要です。
「シークレットヒトラー」は、招待隠匿ゲームの中では、コンポーネントがしっかりしており、それがゲームの面白さを引き立ててくれます。
「アヴァロン」+「脱落」
プレイ感やゲームシステムとしては「アヴァロン」に似た雰囲気も感じさせますが、「脱落」という要素もあります。
「脱落」の要素は、私の中では減点要素ですが、ゲームの中盤以降にならないと発生しない為(「人狼」の様に、1ターン目で脱落という事は無い為)、減点幅は少し抑えられます。
良くも悪くもバチバチの心理戦にはなりにくい
ゲームシステムがしっかりしているのもあり、バチバチの心理戦にはなりにくく、招待隠匿ゲームとしては軽めな印象。
これは、バチバチの心理戦を楽しみたいコアな招待隠匿ゲーマーには物足りないですが、軽く招待隠匿ゲームを楽しみたいプレイヤーは楽しめると思います。
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7位:インサイダー・ゲーム
出題された「お題」を導き出しながら、既に「答え」を知っている「インサイダー」も見つけるゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 7.6点/10点中 難易度 ★☆☆☆☆ プレイ時間 15分以内 プレイ人数 4~8人 推奨人数 5~6人 小売価格 ¥2376 正体隠匿ゲームの中では、かなりライトな部類に入り、正体隠匿ゲームが苦手な人でもできるかもしれません。その為、正体隠匿ゲームのエントリーゲームやパーティゲームとしてもお勧めです。
ボードゲーム交流会でも、最初のアイスブレイクなどでよく動いています。
最大8人まで出来ますが、インサイダーを見つけだす事が困難になる為、6人くらいまでにしておくのが良いと思います。
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8位:スパイフォール
質問を繰り返して、グループの中に紛れ込んでいるスパイを見つける正体隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 7.6点/10点中 難易度 ★★☆☆☆ プレイ時間 15分以内 プレイ人数 3~8人 推奨人数 5~6人 小売価格 ¥3500 全員同じ場所(ロケーション)カードの中に、1枚だけスパイカードを混ぜて配ります。
質疑応答をしながら、スパイの人は、他の人がどの場所(ロケーション)カードを持っているかを考え、他の人は、スパイが誰かを考えるゲームです。
全員にしゃべる機会が用意されている為、人狼ゲームでよくある「まったくしゃべらない(何をしゃべってよいか分からない)プレイヤー」が出てくる心配はありません。
その為、正体隠匿ゲームの中ではとっつきやすく、初心者でも十分楽しめるゲームと言えるでしょう。
ただ、スパイになると立ち回りが難しくなりますので、初めての方や、嘘がつくのが苦手な方には荷が重いかもしれません。
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9位:お邪魔者+お邪魔者2(拡張)
ドワーフの金庫堀とそれを邪魔するお邪魔者に分かれて対戦する軽めの招待隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 7.4点/10点中 難易度 ★★☆☆☆ プレイ時間 1時間以内 プレイ人数 2~12人 推奨人数 6~8人 小売価格 ¥ お邪魔者を遊ぶ場合は、お邪魔者2の拡張を入れるのが鉄則
当サイトでのランキングおよび評価は、お邪魔者2(拡張)を入れて遊んだ場合を前提にしています。
実際に「お邪魔者」だけで遊んだ場合は、ゲームとして物足りない印象を受けましたが、拡張を入れたことで、かなり完成度が高くなり、面白さが各段にアップしました。
招待隠匿要素ありのパーティーゲーム
招待隠匿のカテゴリーに入りますが、「人狼」の様なドロドロな騙し合いや心理戦にはならず、結構ライトな感覚です。その為、招待隠匿が苦手な人でも楽しめるゲームだと思います。
また、お邪魔者2を入れて遊ぶと、役職も沢山増え、結構カオスな状態になりますが、それはそれで結構盛り上がる為、招待隠匿ゲームとして遊ぶよりは、招待隠匿要素があるパーティーゲームとして遊んだ方が良いように思います。
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10位:犯人は踊る
役職がころころ変わる中で犯人を当てる正体隠匿ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 7.4点/10点中 難易度 ★☆☆☆☆ プレイ時間 15分以内 プレイ人数 3~8人 推奨人数 5~6人 小売価格 ¥1296 正体隠匿系ゲームに入りますが、かなりライトな為、比較的誰でも遊べるゲームです。その為、正体隠匿ゲームのエントリーゲームやパーティゲームとしてもお勧めできます。
他の正体隠匿ゲームと大きく違うのは、役職が固定ではなく、ゲーム中にころころ変わるところが特徴です。
「アヴァロン」や「人狼ゲーム」の様に、長い間話合うという時間は無いため、会話の中で、相手のうそを見抜いたりと言った事はあまり出来ませんが、トランプのババ抜きの様な感じで、テンポよくゲームが進んでいきます。
がっつり正体隠匿ゲームを楽しみたい方にはお勧めできませんが、まずはウォーミングアップとして、みんなでゲームを楽しみたいと言った状況にうってつけです。