ボードゲーム「バラージ」のプレイ日記とレビュー

ボードゲーム「バラージ」のプレイ日記とレビュー


皆さん。こんにちは。一宮ボードゲーム会のヤブーです。

今回は、久しぶりに面白いボードゲーム「バラージ」に出会ったので、そのボードゲームを簡単にご紹介したいと思います。

 

バラージ

日本では、2019年に発売された、比較的新しめのゲームです。

 

ゲームの概要

架空のヨーロッパを舞台に、プレイヤーは国営企業のCEOとなり、ダムによる水力発電のエネルギー開発競争に勝つ事を目指します。

ゲームでは、勝利ポイントをもっとも多く獲得したプレイヤーが勝者となります。

プレイ時間は、慣れてこれば、「45分/1人」程度。

インスト時間は、慣れている人なら30分~45分くらい。

 

ゲームのメカニクス

ワーカープレイスメント、リソースマネジメント、陣取りetc

 

ゲームの流れと終了条件

プレイヤーは、自分のターンで、手持ちのワーカーをアクションスペースに配置して、そのアクションを実施、次のプレイヤーへ手番が移る。

出来るアクションが無いプレイヤーはパス。全員がパスしたらラウンド終了。

上流に雨が降ったり、水が流れるフェーズ、ラウンドボーナスの計算などのラウンド締め処理が行われる。

これを1つのラウンドとして、5ラウンドが終わった時点でゲーム終了となります。

 

バラージをプレイした感想

インタラクション性が強い

フードデイの無いワーカープレイスメントなので、気持ち的にはとても楽にプレイできます。また、ワーカーの数は固定で、最初から最後まで、同数のワーカーを使ってプレイしていきます。

ただ、序盤は資源がカツカツになるところは、リソースマネジメントゲームの常ですね。ワーカーは豊富にいるのですが、資源が足りない為に、やりたいことが出来ないジレンマがあります。

また、プレイヤー同士のインタラクションが強く、水をせき止める為のダムを作ったら、その上流に他のプレイヤーがダムを作って、水が流れてこなくなり、計画が狂うと言った事が随所にあり、なかなか思い通りに行かないゲームです。

 

ゲームルールは分かりやすい

「ワーカー」や「重機」などを使って「ダム」や「発電所」を作って、水を流して電気を起こすと言った事がとても分かりやすく、ルールはそれなりに複雑ですが、すんなり入ってきます。

その為、重ゲーの部類に入りますが、ゲーム序盤から自分が何をしているかを理解しながらゲームする事が出来ます。

 

キャラクターによって能力が違う

プレイヤーボードには、各国固有の能力や強い弱いがあり、どのキャラクターを選ぶかによって、プレイスタイルが変わります。また、役員といったサブボード(上記の写真左)もあり、これも個々に能力がちがいます。

この組み合わせだけでも、何十通りある為、毎回違った気持ちでゲームをする事が出来、リプレイ性も高いと思います。

 

ゲームの総評

めちゃ面白いです。

「ワープレ×リソースマネジメント」と言うメカニクスが、私の好みの為、少し贔屓目に見ている所もありますが、「ゲームの設定(バックグラウンド)」と「メカニクス」が見事にマッチしている所が一番の理由です。

また、ボード上に、ダムや発電所が立ってきて、見た目的にも発展していく感じがワクワクします。

ルールは分かりやすいといっても、やはり重ゲーの部類なので、ボードゲーム初心者にはお勧めできません。また、インタラクション性が高い為、誰かに邪魔されたり、邪魔をしたりする事が嫌いな方にもお勧め出来ません。

それ以外の方は、基本楽しんでプレイできるゲームだと思います。