マジョリティ|ボードゲーム一覧

  • ビヨンド・ザ・サン

    自分達の銀河帝国を築き上げる「ワカプレ」×「マジョリティ」系戦略ゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 2~4人
    推奨人数 2~4人
    小売価格 ¥11000

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    「シングルワーカー」が特徴的なワーカープレイスメント

    今までいろんなワーカープレイスメントのゲームをプレイしてきましたが、ゲーム中、1つのワーカーのみでずっとプレイしていく「シングルワーカー」は初めてでした。

    とは言え、ワーカーを置くときに、資源を必要とするエリアが多くある為、置きたくても資源が足りなくて置けなかったり、強いアクションには人気が集中して、他のプレイヤーのワーカーが置かれていたりと、したいアクションが出来ないジレンマは通常のワカプレと同様です。

     

    「テックツリー」のメカニクスでリプレイ制が高い

    上の画像の様に、左側の系統に派生して、新たな技術がツリー状に展開していく「テックツリー」と言われるメカニクスが、ゲームをやる度に違った盤面になる為、毎回違った戦略を考える楽しみが味わえます。

     

    星から星へ宇宙を旅するワクワク感も味わえる

    「宇宙探査ボード」という別のボードでは、星から星へ旅をしたり、新しい星を発見したり、支配したりと、ボード上ではありますが、疑似的に宇宙を旅するワクワク感も味わえます(少年の心と想像力は必要ですがw)

    また、とある星系を支配する為に、他のプレイヤーと「バチバチ」になる事もしばしばあります。

     

    コンポーネントが価格に見合っていないかも

    主観ではありますが、価格が「定価:¥11,000」するにしては、ゲームで使用されているコンポーネントやアートワークが少し残念に思います。

    やはりこういうゲームは「テーマ性」がかなり大事ですし、「テーマ性」を感じられる「アートワーク」や「コンポーネント」のデザインも重要になってきます。

    「¥8,000」くらいならまだ納得できますが、「¥11,000」を考えると、もう少し頑張ってほしかったです。

    ゲームとしてはとても面白い為、本当なら「8.4点」は付けたいですが、その部分を加味して「8.1点」という評価となっています。

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  • デューン砂の惑星: インペリウム

    SF映画をテーマにしたワーカープレイスメントとデッキ構築の戦略ゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 1~4人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥7480

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    「クランクのデッキ構築」×「ワーカープレイスメント」

    いろんなゲーム批評サイトでもよく目にするとおり、プレイ感は「アルナック」に似ています。

    また、「デューン砂の惑星: インペリウム」は、人気デッキ構築ゲーム「クランク」のデザイナーと同じです。

    その為、「クランクのデッキ構築」×「ワーカープレイスメント」に、「マジョリティ」の要素も加わり、ゲームテーマを「SF」チックな感じにしたのが「デューン砂の惑星: インペリウム」となります。

    「SF(デューン)」が好きで、「アルナック」が好きな方は、楽しめる作品になっています。

     

    「デューン砂の惑星」を知らなくても問題なし

    ゲームテーマは、SF映画「デューン砂の惑星」を題材にしていますが、映画を見ていなかったり、原作を知らなくても全く問題ありません。

    知ってたらより楽しめるというだけで、知らなくても、ゲームシステムは秀逸な為、十分楽しめると思います。

     

    「アルナック」で良くない?と感じてしまうかも

    冒頭で「アルナック」に似ているとお伝えしましたが、それなら「アルナック」で良くない?と感じてしまうかもしれません。

    初めて「アルナック」をプレイした時は、「デッキ構築」×「ワーカープレイスメント」の組み合わせに、新鮮さを感じましたが、このゲームに関しては、そこまで、新しさや新鮮さを感じませんでした。

    また、「アルナック」の良い部分である「冒険してる感」も、このゲームではあまり感じられませんでした。(個人的に、冒険している感はかなり大事にしています。)

    逆に、「アルナック」をまだプレイしていない場合は、「デューン砂の惑星: インペリウム」の評価、感じ方は変わるかもしれません。

    デューン砂の惑星: インペリウムをアマゾンで購入

  • 天下鳴動

    戦国武将になって、より多くの城を手に入れる事を目指すエリアマジョリティ

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★☆☆☆
    プレイ時間 30分以内
    プレイ人数 2~4人
    推奨人数 2~4人
    小売価格 ¥3180

    ボードゲーム関連タグ

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    運の要素と戦略性のバランスが絶妙

    「エリアマジョリティ」系のゲームは、かなり頭を使う重たいゲームが多い印象ですが、天下鳴動は、サイコロの要素を上手く取り入れている為、運の要素と思考性のバランスが素晴らしいです。

    また、合戦フェーズ(得点計算フェーズ)で、自軍が勝利したエリアの自軍駒が隣のエリアへ連鎖して増えていく(パンデミックのアウトブレイクの様な)仕組みがゲームをより面白くしています。

     

    エリアマジョリティの入門ゲーム

    サイコロをシステムに取り入れている為、プレイ感はかなりライトな感じです。ゲーム時間も、30分前後と短く、1ゲーム終わっても「よし、もう1回」となりやすく、1日に繰り返しできます。

    その為、エリアマジョリティの入門ゲームとしてとてもおススメ出来ます。

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  • マンハッタン

    マンハッタンのビルを目指してビルを建築していくマジョリティゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★☆☆☆
    プレイ時間 1時間以内
    プレイ人数 2~4人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥4620

    ボードゲーム関連タグ

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    見た目も楽しめる写真映えするボードゲーム

    ゲームが進んでいくと、ボード上に背の高いカラフルなビルが乱立していき、とても写真映えするゲームです。(下の写真は映える事を意識していない為、そんなに映えてませんが 汗)

    その為、徐々にビルが建っていく様子を楽しむ事が出来ます。

     

    ルールはシンプルだけど奥が深く長考してしまう傾向に

    1994年にドイツ年間ゲーム大賞を受賞したゲームだけあって、古いゲームでありながらゲームシステムは秀逸です。

    ビルを建てていき、そのエリアのマジョリティを競うのですが、それが実に悩ましい。考え出すときりがないですが、長考が増えると、ゲームのテンポが悪くなり間延びする原因にも。

    ただ、テンポ良く進めば、とても楽しいエリアマジョリティゲームが楽しめます。

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  • バザリ

    他のプレイヤーの裏をかいたり、上手く交渉して、東洋の市場で一番の宝石商を目座す

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★☆☆☆
    プレイ時間 1時間以内
    プレイ人数 2~5人
    推奨人数 4人
    小売価格 ¥3850

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    ライトな交渉が楽しめるゲーム

    交渉要素のあるゲームはたくさんありますが、結構重たいゲームになりがちです。

    バザリは、交渉要素が含まれているゲームとしては、ライトな感じで、「交渉」するの好きだけど、あんまり重たくなるのは嫌だと言う方にお勧めです。

     

    バッティングの読み合いが楽しい

    このゲームのもう一つ要素として、「バッティング」があります。

    有名なバッティングゲームと言えば、「ハゲタカの餌食」がありますが、他のプレイヤーとバッティングしないように、腹の読み合いがとても楽しいです。

     

    新しさや新鮮味はあまり感じない

    ゲームをやってみて、面白いんですが、若干地味な感じは否めなく、ゲームとしての新しさや新鮮味はあまり感じません。

    「バッティング」「交渉」「すごろく」といろんな要素がバランス良くまとまっていますが、何か1つ足りないといったところを感じました。

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  • ティカル

    探検隊のリーダーとなりジャングルに眠る遺跡を調査していくアドベンチャーゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 2~4人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥8717

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    探検×ボードゲームの素晴らしい相性

    大型のボードに沢山の調査隊を派遣して、遺跡を調査していくロマン溢れるアドベンチャーボードゲーム。

    ゲームシステムも秀逸ですが、なによりも「探検」というテーマがアナログのボードゲームと相性抜群。大きなボードをフルに活用して探検する気分を味わえます。


    ※写真は2016年特別版のティカル

     

    プレイ時間とダウンタイムは若干長め

    ゲームの面白さは言うことないですが、自分の手番でとるアクションの選択肢が多いため、長考になりがちです。

    その為、長考する事が多くなると、ゲームが長引き(プレイ時間は2時間を超えることも)、何よりも、ダウンタイムが長くなってきます。

    唯一の欠点はそこくらいですが、それでも面白さは揺るがないです。

    ※プレイ感はミドルゲーム並みですが、時間的には重量級になる場合もあるので、両方のカテゴリーに入っています。

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  • グレンモアII:クロニクルズ

    スコットランドを舞台に領地や富を拡大させていくパネルプレイスメント

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 3時間以内
    プレイ人数 2~5人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥9900

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    「カルカソンヌ」の起源になったパネルプレイスメントシステム

    「グレンモアII:クロニクルズ」の前作「グレンモア」は、世界的有名なゲーム「カルカソンヌ」のゲームシステムのアイデアになったともいわれています。

    私自身、「カルカソンヌ」はあまり好きではないのですが、このゲームはパネルプレイスメントの要素は大きいものの、拡大再生産的やリソースマネジメント的な要素もあり、「カルカソンヌ」とはだいぶ違うパネルプレイスメントとなっています。

     

    自分の庭が徐々に広がっていく楽しみ

    「カルカソンヌ」は共通の世界をベースに展開していきますが、「グレンモア」は、各プレイヤーのマイスペースを拡大していくので、他のプレイヤーに邪魔されることはありません。(Key flowerの様な感じです)

    とは言え、パネルは共通の市場にあるので、早い者勝ち。価値の高いパネルは各プレイヤーで奪い合いになります。

     

    ルールは比較的分かりやすく、戦略と運のバランスが絶妙。

    時間は結構かかりますが、ルールはとても分かりやすく、少しプレイすれば、ボードゲーム経験値が少ない人も比較的早く理解できると思います。

    また、思考性や戦略性は十分にありつつ、若干の運要素も絡んでおり、そのバランスは絶妙と言えます。

    さすがに、初心者向けではありませんが、重ゲーのエントリーゲームとしてかなりお勧めできます。

    グレンモアII:クロニクルズをアマゾンで購入

  • Keyflower

    ワーカープレイスメントをベースに、ボードゲームのいろんな要素がてんこ盛りなボードゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★★☆
    プレイ時間 3時間以内
    プレイ人数 2~6人
    推奨人数 4人
    小売価格 ¥8450

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    ボードゲームのいろんな要素がバランス良く盛り込まれた秀逸なボードゲーム。

    ルールは、ワーカープレイスメントがベースですが、その中に、競り要素、パネルプレイスメント要素、リソースマネージメント要素と言った多くの要素が入っています。

    このゲームのすごいのは、ただ単に、いろんな要素が盛り込まれているだけでなく、それぞれの要素がバランスよく、且つ、その良さが損なわれない程度に上手く絡み合っている点です。

    このゲームのマイナス点を言うなれば、複雑なルールとインスト、プレイ時間の長さでしょうか。これは、重ゲーの宿命といわざる負えませんが、初心者にはおススメできないゲームです。

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  • エルグランデ (El Grande)

    自国の騎士を率いて、より多くの領土で優位な状態を作り出す陣取りゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★★☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 2~5人
    推奨人数 4~5人
    小売価格 ¥6500

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    エリアマジョリティ(陣取りゲーム)の代表作

    簡単にルールを説明するとすれば、毎ラウンドの終了時に、各エリアにいるコマ(騎士)の数によってもらえるポイントが変わってきます。

    そのエリアで、自分のコマが一番多ければ1位の得点、2番目なら2位の得点がもらえるという感じです。

    ただ、コマの数にも限りがあるし、動かす回数や動かせる人数にも制限がある為、全てのエリアで自分のコマを一番にさせる事は無理です。

    その為、1位になりやすい場所(=他のプレイヤーのコマが少ない場所)を狙うのですが、そこは他のプレイヤーも考えているところ。なんとも悩ましいゲームです。

    また、簡単にルールを説明しましたが、自分の行動を決めるアクションカードが沢山あり、それぞれの効果は多義に渡ります。ここを理解するのにそれなりの時間が掛かってしまう為、手軽に出来るゲームとは言いにくいのが難点です。

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