先月、ボードゲーム交流会の公式ボードゲームとして、「インサイダー」が仲間入りましたのでご紹介します。
もともと、参加者の方が持ってきてくださっていたのですが、良く稼働するので、公式ボードゲームとして取り入れました。
インサイダー・ゲームの基本
正体隠匿系ゲームの一種になります。正体隠匿系と言っても、ルールがシンプルでとてもライトな為、このジャンルが苦手な方でも気軽に出来るゲームです。
回答者全員で、お題に対して「Yes」「No」で答えられる質問をゲームマスターにして、徐々に正解に近づいていく感じは、ブラックストーリーズに似ています。
違う所は、その中に「お題」を知っている「インサイダー」が紛れ込んでいる事です。
ゲームの終了時に「インサイダー」を当てるフェーズがある為、「インサイダー」になった人は、自分が「インサイダー」だという事をバレない様に、しかし、お題を正解に導く事をしなければいけないという難しい立ち回りが必要です。
インサイダー・ゲームの流れ
最初の準備
ゲームマスターとインサイダーは、お題を見ます。(ゲームマスターもインサイダーが誰かはわかりません)
例えば、お題が「自転車」だったとします。
ゲームの開始
インサイダーを含めた回答者は、ゲームマスターに対して、「Yes」「No」で答えられる質問をします。
制限時間は5分(約5分で落ちきる砂時計をセットします。)
質問と回答の例
回答者:「それは人ですか?」
ゲームマスター:「いいえ」
回答者:「それは生き物ですか?」
ゲームマスター:「いいえ」
回答者:「それは物ですか?」
ゲームマスター:「はい」
回答者:「皆持っていますか?」
ゲームマスター:「どちらともいえません(わかりません)」
回答者:「家の中にありますか?」
ゲームマスター:「いいえ」
こんな感じで、徐々に絞っていきます。
議論の方向性が脱線していくと、インサイダーが上手く軌道修正をして上げる必要があります。
制限時間内に答えが出ればインサイダー当て
・・・
回答者:「それは乗り物ですか?」
ゲームマスター:「はい」
回答者:「自転車ですか?」
ゲームマスター:「正解」
これでゲームは一端終了。インサイダー当てのフェーズに入ります。
インサイダー当ての話合いフェーズ
砂時計をひっくり返して、砂が落ちきるまでみんなで、インサイダーを当てる話合いに入ります。
「あの質問って確信を付いていたよね。もしかしてインサイダーじゃない」
「あそこからよく正解を当てたよね。ちょっと怪しくない?」
その後、インサイダーが誰かを指名して、インサイダーを見事当てれば「庶民」の勝ち。インサイダーが見事バレなければ、「インサイダー」の一人勝ちです。