• エバーデール

    動物たちが暮らすメルヘンな世界を舞台にしたワーカープレイスメント

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 1~4人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥8580

    「フードデイ」の無い「ゆる~い」ワーカープレイスメント

    ワーカープレイスメントと言えば、「アグリコラ」「トゥオルキン」などでおなじみ「フードデイ」があるのが多いと思います。

    この仕組みが、ワカプレの良い部分でもありますが、ボードゲーム初心者の方には、ちょっと辛い仕組みだったりもします。

    「エバーデール」には、この仕組みがない為、そういった苦しさはなく、「フードデイ」を気にしないでゲームを進めていく事が出来ます。

    「フードデイ」が無いと、ちょっと物足りないかなっとも思たのですが、そこは他の仕組みでしっかりカバーして、面白く仕上げいます。

     

    アートワークとコンポーネントが素晴しい

    世界観の伝わるゲームボードや立体的な木のコンポーネント、木の実や丸太などの資源コンポーネントなど、プレイヤーの気持ちをワクワクさせてくれます。

    また、カードに描かれた可愛い動物たちの絵にも癒されます。

    カードの引きが、勝敗に大きく影響を及ぼすため、運要素は若干高めですが、ワープレ初心者や経験者どちらも楽しめる良作です。

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  • ダイスフォージ

    ダイスを自分の思いのままに改造して勝利を目指すサイコロゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★☆☆☆
    プレイ時間 1時間以内
    プレイ人数 2~4人
    推奨人数 2~4人
    小売価格 ¥6160

    ダイス(サイコロ)好きにはたまらないゲーム

    自分のダイスを好きなように改造(カスタマイズ)していく「デッキ構築」ならぬ「ダイス構築」という新しいシステムが革新的なゲーム。サイコロを振ることが好きな人なら、間違いなく楽しめるゲームだと思います。

    また、ダイスに重きを置いていますが、「カード購入」や「リソース管理」と言った要素もバランスよく含まれており、ダイスの一本足打法にはなっていないところも評価できます。

     

    最終的にはやっぱりダイス運

    当然ながら、最終的に「ダイス運」に左右されます。これは、ダイスを使うゲーム(「カタン」「モノポリー」など)の宿命でしょう。

    その為、がちがちの戦略(ストラテジー)ゲームを求めている人にはお勧めしませんが、ダイス運だけでは物足りないけど、ちょっと戦略的な要素もあり、比較的ライトなゲームをお求めの方にはお勧めです。

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  • グレンモアII:クロニクルズ

    スコットランドを舞台に領地や富を拡大させていくパネルプレイスメント

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 3時間以内
    プレイ人数 2~5人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥9900

    「カルカソンヌ」の起源になったパネルプレイスメントシステム

    「グレンモアII:クロニクルズ」の前作「グレンモア」は、世界的有名なゲーム「カルカソンヌ」のゲームシステムのアイデアになったともいわれています。

    私自身、「カルカソンヌ」はあまり好きではないのですが、このゲームはパネルプレイスメントの要素は大きいものの、拡大再生産的やリソースマネジメント的な要素もあり、「カルカソンヌ」とはだいぶ違うパネルプレイスメントとなっています。

     

    自分の庭が徐々に広がっていく楽しみ

    「カルカソンヌ」は共通の世界をベースに展開していきますが、「グレンモア」は、各プレイヤーのマイスペースを拡大していくので、他のプレイヤーに邪魔されることはありません。(Key flowerの様な感じです)

    とは言え、パネルは共通の市場にあるので、早い者勝ち。価値の高いパネルは各プレイヤーで奪い合いになります。

     

    ルールは比較的分かりやすく、戦略と運のバランスが絶妙。

    時間は結構かかりますが、ルールはとても分かりやすく、少しプレイすれば、ボードゲーム経験値が少ない人も比較的早く理解できると思います。

    また、思考性や戦略性は十分にありつつ、若干の運要素も絡んでおり、そのバランスは絶妙と言えます。

    さすがに、初心者向けではありませんが、重ゲーのエントリーゲームとしてかなりお勧めできます。

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  • テラミスティカ:ガイアプロジェクト

    宇宙を舞台に繰り広げられる種族間の勢力競争を勝ち抜く拡大再生産ストラテジーゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★★☆
    プレイ時間 3時間以内
    プレイ人数 1~4人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥1100

    世界的なボードゲームサイト「ボードゲームギーク」では常に上位に表示されているストラテジーゲーム。

    当サイトで、現在この順位に甘んじているのは、私自身がこのゲームのやり込みが足らない事と、若干人を選ぶゲームだという事。その為、私の評価次第で、順位が上がるポテンシャルはかなりあります。

     

    宇宙を舞台にしたゲームテーマが少年心をくすぐる

    やっぱり、男性は「宇宙」「銀河」という壮大な世界観が好きな人が多く、私もその中の一人です。

    ゲームシステムは「拡大再生産」やら「リソースマネジメント」といった他のボードゲームでもよく聞く要素がありますが、ゲームの目的やゲームテーマが違うだけで、やってることは似ていても、感じ方は大きく違いますね。

     

    最初に選ぶキャラクター特性がかなり出てくる

     

    「テラフォーミング・マーズ」や「サイズ(SCYTHE) - 大鎌戦役」と同じように、最初に選ぶキャラクター(種族)で戦略が大きく変わります。

    また、ラウンド目標やラウンド終了時の目標も、ゲーム毎にランダムで設定される為、それによってもキャラクター選びや戦略も変わってきます。

     

    とにかくやり込み要素が多く、運要素は無い為、実力差が顕著に出るザ・ゲーマーズゲームと言えます。

    このゲームを面白いと思ってくれる実力差の近い仲間が3人いれば、一生遊べるゲームかもしれません。

    それと、ゲームのシステムとして、プレイヤーへの直接攻撃がない為、平和的なゲームとも言えます。

    テラミスティカ:ガイアプロジェクトをアマゾンで購入

  • ブラス(BRASS):ランカシャー

    イギリスの産業革命時代に効率よく生産、貿易をして、多くの富と名声を上げるゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★★☆
    プレイ時間 3時間以内
    プレイ人数 2~4人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥14980

    ルール難易度はかなり高く、ゲーマーズゲームと呼べる白物。

    1ゲーム、前半(運河の時代)と後半(鉄道の時代)にフェーズが分かれており、前半をやってみて、やっとゲームのルールが飲み込める感じ。

    私も面白さが分かったのは、2ゲーム目からで、1ゲーム目は、「こんなもんか」と言った印象です。

    このゲームのポイントは、「イギリスの産業革命の時代」というテーマ性がしっかりしている事。そして、コンポーネント(ボードやカードのデザインなど)がとても雰囲気がある事です。

    また、今まで何百という数のゲームをやってきましたが、ゲームデザイン(ゲームルール)が、ありそうであまりない事もポイントです。

    ある程度ボードゲームを経験すると、このゲーム「カタンぽいっ」「カルカソンヌぽいっ」と何かしら似たゲームが出てくるのですが、ブラスはこれと言ったゲームがありません。(ゲーム経験がまだまだかもしれませんが)

    そういった新鮮さも面白いと感じたポイントかもしれません。

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  • Keyflower

    ワーカープレイスメントをベースに、ボードゲームのいろんな要素がてんこ盛りなボードゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★★☆
    プレイ時間 3時間以内
    プレイ人数 2~6人
    推奨人数 4人
    小売価格 ¥8450

    ボードゲームのいろんな要素がバランス良く盛り込まれた秀逸なボードゲーム。

    ルールは、ワーカープレイスメントがベースですが、その中に、競り要素、パネルプレイスメント要素、リソースマネージメント要素と言った多くの要素が入っています。

    このゲームのすごいのは、ただ単に、いろんな要素が盛り込まれているだけでなく、それぞれの要素がバランスよく、且つ、その良さが損なわれない程度に上手く絡み合っている点です。

    このゲームのマイナス点を言うなれば、複雑なルールとインスト、プレイ時間の長さでしょうか。これは、重ゲーの宿命といわざる負えませんが、初心者にはおススメできないゲームです。

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  • コンコルディア

    ローマ時代の名家となり、上手に商売をして勝利点を稼ぐ拡大再生産戦略ゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 2~5人
    推奨人数 3~4人
    小売価格 ¥8001

    重ゲーの部類に入りますが、ルールは重ゲーの中では比較的シンプル。自分の手番では、手持ちのカードを出して、そのカードに掛かれているアクションを実行するだけ。

    重ゲーの入門ゲームとしておススメできるシンプルさです。

    ただ、戦略ゲーム故、運の要素はほとんど無く、戦略で勝ったプレイヤーが勝利する=実力があるプレイヤーが勝利するゲームです。

    また、プレイヤー同士の直接攻撃と言った要素がない、平和的な戦略ゲームです。その為、他のプレイヤーと競いつつも、自分の自己ベストを目指す的なゲームで、負けたとしても、内容が良ければ楽しめるゲームとも言えます。

    「コンコルディア」は、ナヴェガドール(ナビゲーター)と同じ作者「マックゲルツ」の作品だけあり、ゲーム感は似ています。他の批評サイトでも、ロンデルの使わない「マックゲルツ」の作品と例えられていますが、まさにそんな感じです。

    コンコルディアをアマゾンで購入

  • ブルームサービス

    魔法使いとなって、より多くの場所に薬を届けるゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 2~5人
    推奨人数 4~5人
    小売価格 ¥5800

    重たいゲームの中では比較的シンプルなルールで、重ゲーのエントリーゲームとしてお勧めです。

    このゲームのキモとなるのは、トリックテイキングのマストフォローをベースにしたゲームシステムです。

    最初のフェーズで、10枚のアクションカードの中から4つ選んだ後、スタートプレイヤー(直前に勇敢アクションを実施したプレイヤー)から1枚カードを出します。

    この時、スタートプレイヤーが出したカードを持っているプレイヤーは、かならず出さなければいけません。(トリックテイキングで言うと、マストフォローの状態です。)

    このゲームは、カードを出す順番も大事なので、これにより、プランが大幅に変わってしまう事も多々あります。

     

    「ブレイブ」か?「チキン」か?

    また、このゲームは、カードを出した時、「勇敢なアクション」と「無難なアクション」のどちらかを選択します。

    「勇敢なアクション」の方が、より多くの報酬を得る事が出来ますが、次以降のプレイヤーが、同じカードを持っていて、「勇敢なアクション」を選択した場合、そのカードは無効となります。

    逆に、「チキンアクション」は、得られる報酬は少ないですが、確実にその時に実施出来ます。

    仮に、自分だけがそのカードを持っている場合、「ノーリスク」で「勇敢なアクション」を実施できますが、そんな事は分かりません。

    「ブレイブ」でいくか?「チキン」でいくか?毎ターンこのジレンマに悩まされるのも、このゲームの醍醐味です。

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  • ナヴェガドール(ナビゲーター)

    大航海時代に船でポルトガルから長崎を目指しながら植民地を開拓し貿易しながらお金や勝利点を稼いでいくゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★☆☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 2~5人
    推奨人数 3~5人
    小売価格 ¥9000

    重ゲーの中では、比較的易しいルール難易度。重ゲーのエントリーゲームとしてお勧めです。

    また、「大航海時代に、船に乗って長崎を目指す」というテーマ性も分かりやすく、男の浪漫を掻き立てます。

    このゲームのポイントは、「ロンデル(リング)」という、サイコロでもルーレットでもない、独特なアクション選択システムです。

    ロンデルリング

    それぞれの行動が書かれている8マスの小さな円状のすごろくの様なもの。

    自分の意志で進む事が出来ますが、自分がいるマスから3マス以内のマスまでしか進め無いというルール。

     

    基本、8マスの中に、重複するアクションは1つしかなく、とあるアクションを選ぶと、また同じアクションを選ぶには、最低でも3ターン必要です。(3進んで、3進んで、2進むと、同じマスになります。)

    この方法だと、最短3ターンで同じマスに行けますが、その間、飛ばさなければいけないマスがいくつか出てきます。

    逆に、1マスずつ進んでいくと、全てのアクションを実施出来ますが、1周するのに、8ターンかかります。このロンデルシステムが大きなジレンマを生み出します。

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  • サイズ(SCYTHE) - 大鎌戦役

    ある国の君主となり、他のプレイヤーと競い合いながら国を繁栄させていくゲーム

    ボードゲームの基本情報

    難易度 ★★★★☆
    プレイ時間 2時間以内
    プレイ人数 1~5人
    推奨人数 4人
    小売価格 ¥11340

    『日本よ。これがボードゲームだ』的なボードゲーム

    「農業と戦争、壊れた心と錆びた歯車、技術革新と勇気の時代」というテーマがプレイヤーを熱くさせるボードゲーム。

    盤面の移動、拡大再生産、リソースマネジメント、陣取り、戦争(バトル)といったボードゲームのいろんな要素がふんだんに盛り込まれており、サイズ(SCYTHE)を遊んだ後の「ボードゲーム」やった感は半端ないです。

    アートワークとコンポーネントデザインが秀逸

    サイズ(SCYTHE)を始めて遊んだ時に、一番感動したのは、ゲームの駒やボードなどのアートワークやコンポーネントです。

    小っちゃいフィギュアの様に、精巧に作られており、ゲームの世界観に没入しやすくなり、ゲームのワクワク感を上げてくれます。

    キャラ能力と拡張でリプレイ性が高い

    ゲーム開始時に、自分が担当するキャラクター(国)とプレイボードを選ぶことになります。この組み合わせによって、ゲームの戦略も変わってくるため、やりこみ要素は十分です。

    また、人気ゲームの証として、いろんな拡張セットが出ています。基本セットに拡張セットを加える事で、また一味違ったサイズ(SCYTHE)を楽しむことが出来、長い間楽しむことが出来ます。

    ボードゲーム初心者にはちょっと難しい

    ボードゲームのいろんな要素がふんだんに盛り込まれている為、やる事は多く、ゲームの面白さが分かるまでは、数回はプレイが必要(重ゲーの定めではりますが)

    その為、このサイトや他のサイトで評価が高いからと言って、ボードゲーム初心者がいきなり手を出すのはちょっと危険。初心者でも楽しめない事は無いですが、出来れば、ミドル級の戦略的ゲームや重ゲーのエントリーゲームなどで多少の経験を積んでから遊んで欲しいゲームです。

    サイズについては、こちらの記事「>サイズ会開催」でも紹介しています。

    サイズ(SCYTHE) - 大鎌戦役をアマゾンで購入