ミドルより重たいゲームのランキングです。基本、中級者以上のボドゲーマー向けのゲームです。 定義としては、1人あたりのゲームプレイ時間が30分以上、インストも15分以上掛かるゲームと定義とします。 3~4人でやった時に、プレイ時間が2時間以上は掛かるゲームが大半ですが、プレイ時間よりも、ルールが複雑だったり、ランダム要素が少く戦略性の高いゲームが入ります。
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1位:サイズ(SCYTHE) - 大鎌戦役
ある国の君主となり、他のプレイヤーと競い合いながら国を繁栄させていくゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.7点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~5人 推奨人数 4人 小売価格 ¥11340 『日本よ。これがボードゲームだ』的なボードゲーム
「農業と戦争、壊れた心と錆びた歯車、技術革新と勇気の時代」というテーマがプレイヤーを熱くさせるボードゲーム。
盤面の移動、拡大再生産、リソースマネジメント、陣取り、戦争(バトル)といったボードゲームのいろんな要素がふんだんに盛り込まれており、サイズ(SCYTHE)を遊んだ後の「ボードゲーム」やった感は半端ないです。
アートワークとコンポーネントデザインが秀逸
サイズ(SCYTHE)を始めて遊んだ時に、一番感動したのは、ゲームの駒やボードなどのアートワークやコンポーネントです。
小っちゃいフィギュアの様に、精巧に作られており、ゲームの世界観に没入しやすくなり、ゲームのワクワク感を上げてくれます。
キャラ能力と拡張でリプレイ性が高い
ゲーム開始時に、自分が担当するキャラクター(国)とプレイボードを選ぶことになります。この組み合わせによって、ゲームの戦略も変わってくるため、やりこみ要素は十分です。
また、人気ゲームの証として、いろんな拡張セットが出ています。基本セットに拡張セットを加える事で、また一味違ったサイズ(SCYTHE)を楽しむことが出来、長い間楽しむことが出来ます。
ボードゲーム初心者にはちょっと難しい
ボードゲームのいろんな要素がふんだんに盛り込まれている為、やる事は多く、ゲームの面白さが分かるまでは、数回はプレイが必要(重ゲーの定めではりますが)
その為、このサイトや他のサイトで評価が高いからと言って、ボードゲーム初心者がいきなり手を出すのはちょっと危険。初心者でも楽しめない事は無いですが、出来れば、ミドル級の戦略的ゲームや重ゲーのエントリーゲームなどで多少の経験を積んでから遊んで欲しいゲームです。
サイズについては、こちらの記事「>サイズ会開催」でも紹介しています。
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2位:テレフォーミングマーズ
他のプレイヤー(企業)と競いながらテクノロジーを用いて火星を人が住める惑星にしていくゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.6点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~5人 推奨人数 3~5人 小売価格 ¥7000 今までいろんなボードゲームをプレイしてきましたが、どのボードゲームにもあまり似ていない感じのゲームです。
200枚以上ものカードがあり、それぞれいろんな効果や能力、発動条件、使用コストなどがあり、これらを把握する事が大変です。初めてのプレイでは、何がなんだかよく分からないまま終わってしまう事も。
ただ、カード使い方が分かってくると、使用したカード同士の相乗効果(コンボ)が発生して、より大きな効果を得る事が出来、最終的にゲームを有利に進める事が出来ます。これがこのゲームの一番の醍醐味の様に感じました。
リプレイ性・やりこみ要素がすごいゲーマーズゲーム
カードは全部で200枚以上ありますが、1ゲームで、自分の手元にランダムで配られるカードは、30枚くらいでしょうか。その内、使用するカードはもっと少なくなります。
また、ゲームスタート時、プレイする企業を選ぶのですが、選んだ企業により能力が変わってきます。
これらの組み合わせを考えると、ものすごい数の組み合わせになり、毎回違った展開が楽しめるのも、このゲームのリプレイ性を生む理由だと思います。
発売から2年たっても、未だにゲーマーズ向けのボードゲーム会でよく動いているので、その人気の高さは疑いようがありません。
好き嫌いが分かれるゲーム
どんなゲームでも当然好き嫌いは出ますが、このゲームは比較的そっちよりのゲームと言えます。その為、高い評価だけ見て買う事はあまりお勧めしません。
実際にプレイして、これは面白いと思ったら、末永く出来るゲームになると思います。
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3位:ブラス(BRASS):バーミンガム
イギリスの産業革命時代に効率よく生産、貿易をして、多くの富と名声を上げるゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.6点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 3人 小売価格 ¥8200 ボードゲームギーク(BGG)ランキング堂々の3位
世界的なボードゲームメディア「BGG」で2020年10月時のランキングが「3位」の超人気ボードゲーム。
1位と2位は、「レガシー系(一度遊んだら終わりの)ゲーム」の為、実質対戦ボードゲームとしては、世界第1位といっても過言ではないボードゲームです。
ボードゲーム初心者にはおススメ出来ない、ゲーマーズゲーム
重ゲーの宿命ですが、初めてやるときは、正直「何をどうしたらよいのやら」という感じです。まずは、黙って1ゲームやってみる事をおススメします。
ボードゲームをそれなりに経験している人は、ゲーム中盤頃に、このゲームの趣旨が分かってくるようになります。分かれば、このゲームの面白さに気付くはず。
ただ、ボードゲーム初心者には敷居が高く、評価が高いからと言って、うかつに手を出すのは危険です。
「ブラス:ランカシャー」の亜種
同じ「ブラス」で、「ブラス:ランカシャー」がありますが、マップが違ったり、細かなルールの変更点はあるにせよ、基本的なルールは同じ。
その為、「ブラス:ランカシャー」を持っている方は、新たに購入するかは迷いどころです。よっぽど「ブラス」が好きな方は購入しても良いですが、そうでなければ、「ランカシャー」で良い様に思います。
ただ、どちらも持っていなければ、「バーミンガム」を購入する事をおススメします。(2020年10月時点では、バーミンガムはプレミア価格になっている為、正規価格でブラスをやりたければ、「ランカシャー」でも良いと思います。)
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4位:バラージ
ダムによる水力発電のエネルギー開発競争で勝利を目指す戦略的ワーカープレイスメント
ボードゲームの基本情報
評価 8.5点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 3人 小売価格 ¥10780 ボードゲーム関連タグ
ルールが分かりやすい、リプレイ性の高い戦略的ゲーム
「ワーカー」や「重機」などを使って「ダム」や「発電所」を作って、水を流して電気を起こすと言った事がとても分かりやすく、ルールはそれなりに複雑ですが、すんなり入ってきます。
その為、重ゲーの部類に入りますが、ゲーム序盤から自分が何をしているかを理解しながらゲームする事が出来ます。
また、プレイヤー毎に、違った能力を持つキャラクターと重役を選んでプレイする為、どのキャラクターと重役を選ぶかで、ゲームの戦略が変わる為、とてもリプレイ性の高いゲームとなっております。
インタラクション性が高い
プレイヤー同士のインタラクション性が高く、水をせき止める為のダムを作ったら、その上流に他のプレイヤーがダムを作って、水が流れてこなくなり、計画が狂うと言った事が随所にあり、なかなか思い通りに行かないゲームです。
ただ効率性を考えて戦うだけでなく、他プレイヤーの行動も考えてプレイする必要があり、かなり奥深いゲームです。
経験者同士では4人プレイは避けた方が良いかも
全員が初めてプレイする場合はそこまで影響ないですが、全員経験者で4人プレイした場合、4人目が明らかに不利な立ち位置になってしまいます。
その為、経験者同士の場合は3人までが良いかもしれません。
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5位:ブラス(BRASS):ランカシャー
イギリスの産業革命時代に効率よく生産、貿易をして、多くの富と名声を上げるゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.5点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥14980 ルール難易度はかなり高く、ゲーマーズゲームと呼べる白物。
1ゲーム、前半(運河の時代)と後半(鉄道の時代)にフェーズが分かれており、前半をやってみて、やっとゲームのルールが飲み込める感じ。
私も面白さが分かったのは、2ゲーム目からで、1ゲーム目は、「こんなもんか」と言った印象です。
このゲームのポイントは、「イギリスの産業革命の時代」というテーマ性がしっかりしている事。そして、コンポーネント(ボードやカードのデザインなど)がとても雰囲気がある事です。
また、今まで何百という数のゲームをやってきましたが、ゲームデザイン(ゲームルール)が、ありそうであまりない事もポイントです。
ある程度ボードゲームを経験すると、このゲーム「カタンぽいっ」「カルカソンヌぽいっ」と何かしら似たゲームが出てくるのですが、ブラスはこれと言ったゲームがありません。(ゲーム経験がまだまだかもしれませんが)
そういった新鮮さも面白いと感じたポイントかもしれません。
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6位:プエルトリコ
自分の土地を基本に、人、物、お金を効率よく使い、より多くの勝利点を獲得する経営ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.5点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~5人 推奨人数 3~5人 小売価格 ¥6480 ボードゲーム関連タグ
世界的なボードゲームサイト「ボードゲームギーク(BGG)」で、登場以来、数年間No1に君臨した伝説的なゲーム。
ゲームルールの難易度は比較的高めで、初心者にはお勧めできないゲームです。それなりのボードゲーム経験者でも、このゲームの面白さに気付くまでには、最低2、3回はプレイする必要があるかもしれません。
そう言う意味では、ハードルが高いゲームと言えるでしょう。
ただ、このゲームの面白さに気付いてからは、他の軽いゲームでは物足りなくなるかもしれません。
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7位:ツォルキン:マヤ神聖歴
マヤ諸部族の指導者となり、部族の人々を上手く使い、自分の部族を繁栄させるゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.5点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥7020 ボードゲーム関連タグ
一宮ボードゲーム交流会の代表である私のお気に入りボートゲームの中で5本の指に入るボートゲームです。
ワーカープレイスメント系ゲームに属しており、ボードの真ん中にある歯車のギミックが目を引きます。
ゲーム時間は、サクサク行けば、4人で2時間を切りますが、少し長考すると、たちまち3時間を超えてきます。
自分のターンでする事は、基本「ワーカーを歯車に乗せる」か「ワーカーを歯車から取る」の2択しかりません。たったこれだけなのに、いろんな要素が複雑に絡み合い、ものすごく奥深いゲームとなります。
それは、勝利点を得る為の手段がものすごく沢山用意されているからです。
プエルトリコは2回連続出来ますが、ツォルキンは、1日1回やるだけでおなか一杯になるくらい頭を使います。
ただ、次の日になると、「またツォルキンやりたい。」と思うほど、中毒性のあるゲームです。
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8位:ブルゴーニュ
ブルゴーニュ地方の貴族となって、領地を繁栄させていく戦略的ダイスプレイスメント
ボードゲームの基本情報
評価 8.4点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 2~4人 小売価格 ¥ ボードゲーム関連タグ
「運」と「戦略」のバランスが絶妙
ダイスを使うので当然「運(出目)」に左右されますが、出目操作が出来るアイテムもある為、アイテムの使いどころも含めて、しっかり戦略を立ててプレイ出来ます。
実力が拮抗しているプレイヤー同士では、サイコロで勝敗が決まる場合もありますが、あまり運に左右されるゲームは好きではない方でも、このゲームは楽しめるかもしれません。
「ダイス」の不確実性を最大限に引き出した「メカニクス」が素晴らしい
このゲームの最大の評価点は、戦略ゲームでは、短所となりかねない「ダイスの不確実性」を、素晴らしい「メカニクス」で最大の長所にしている所です。
「次は〇〇という行動をしたいから◇という出目が出て欲しい」という希望を抱きつつも、思い通りの出目が出ずにがっかりしつつ、与えられた出目の中で最適解を考える、この「出目」がもたらす多少の不自由さが、このゲームの魅力だと思います。
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9位:アルナックの失われし遺跡
考古学者となり島を探検して、島の秘密を発見するデッキ構築ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.4点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥7000 ボードゲーム関連タグ
デッキ構築とワープレを融合したシステムが絶妙
デッキ構築とゲームボードを合わせたゲームと言えば「クランク」が有名ですが、運やチキンレースの要素が強く、かなりパーティーゲームに近い印象です。
アルナックは、一見クランクに似た様に見えますが、ワープレのメカニクスも入っており、ゲーム性は全く違い、かなり戦略的なゲームとなっています。
また、勝利点を稼ぐ手段は無数にあり、その分だけ戦略も多義にわたる為、リプレイ性は十分にあります。
なお、ワープレの要素も入っていますが、ワーカーの数は一定で、「フードデイ」と言った食料を払うイベントもない為、「アグリコラ」や「ツォルキン」の様なワープレ特有の苦しさはありません。
ゲームのテーマ性とゲームシステムが上手く融合
ボードゲームをする上で、ゲームのテーマ(設定や背景、コンセプト)はとても大切ですが、それがゲームのシステムとうまくマッチしている事はもっと大事だと思っています。
デッキ構築のメカニクスだけだと、デッキを強くしていき、機械的に効率(期待値)を追うゲームになりがちですが、ゲームボードとワーカープレイスメントのメカニクスとうまく融合させることで、ゲームテーマとも上手く融合して、デッキを強くする楽しみと、「探検」「冒険」の楽しみを味わう事が出来ます。
幅広いボードゲーマーに支持されそうなゲーム
どのゲームにも好き嫌いはありますが、その中でもこのゲームは比較的万人に受けがよさそうなゲームだと思います。
もちろん、ボードゲーム未経験者には進める事は出来ませんが、多少の経験者なら、いろんな人におススメ出来るゲームです。
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10位:グルームヘイブン
百戦錬磨の傭兵となり、仲間と協力しながら、いくつものシナリオクリアしていく超大作タクティクスRPG
ボードゲームの基本情報
評価 8.4点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥33000 「〇年に一度」の超大作タクティクスRPG
世界的なボードゲームサイト「ボードゲームギーク」で、長い間「ランキング1位」を記録している超話題作。
RPGの世界を、高い完成度でアナログゲームで表現した作品。
ゲームの面白さは折り紙付き
このゲームにおける当サイトの「評価」は、純粋な面白さだけではなく、「ハードルの高さ」も含めた「おススメ度」となっているため、評価は実態よりも低いかもしれません。(誰でもおススメ出来るという訳にはいかないゲームなので)
ゲームの面白さだけを考えたら、評価「8.7~8.8」は付けたいところです。
当サイトでの「評価」を下げる5大要因
ゲーム自体の面白さは素晴らしいですが、以下の5大要因を覚悟・クリアしないと、楽しくプレイする事はできません。
「値段の高さ」「ゲームルールの把握及びインストの手間」「ゲーム準備の面倒くささ」「ゲーム中の処理の煩雑さ」「面子の確保」
上記のハードルをクリアすれば、長い間、至福のボードゲーム体験を味わうことが出来るでしょう。
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11位:エバーデール
動物たちが暮らすメルヘンな世界を舞台にしたワーカープレイスメント
ボードゲームの基本情報
評価 8.4点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥8580 ボードゲーム関連タグ
「フードデイ」の無い「ゆる~い」ワーカープレイスメント
ワーカープレイスメントと言えば、「アグリコラ」「トゥオルキン」などでおなじみ「フードデイ」があるのが多いと思います。
この仕組みが、ワカプレの良い部分でもありますが、ボードゲーム初心者の方には、ちょっと辛い仕組みだったりもします。
「エバーデール」には、この仕組みがない為、そういった苦しさはなく、「フードデイ」を気にしないでゲームを進めていく事が出来ます。
「フードデイ」が無いと、ちょっと物足りないかなっとも思たのですが、そこは他の仕組みでしっかりカバーして、面白く仕上げいます。
アートワークとコンポーネントが素晴しい
世界観の伝わるゲームボードや立体的な木のコンポーネント、木の実や丸太などの資源コンポーネントなど、プレイヤーの気持ちをワクワクさせてくれます。
また、カードに描かれた可愛い動物たちの絵にも癒されます。
カードの引きが、勝敗に大きく影響を及ぼすため、運要素は若干高めですが、ワープレ初心者や経験者どちらも楽しめる良作です。
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12位:東インド会社
東インド会社の経営者となり、多くの資産を築く会社経営シミュレーションゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.4点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2-4人 推奨人数 3-4人 小売価格 ¥8800 ボードゲーム関連タグ
テーマ性とゲームデザインの調和が素晴らしい
他のゲームコメントでも書いてますが、私自身、ゲームのテーマ性とゲームデザインがうまくかみ合っているゲームが好きで、おのずと評価が高くなります。
東インド会社も同じく、ゲームを通じて、東インド会社を経営している感が存分に味わえます。
商品の貿易で財を築くのも良し、他の会社の株を買って、投資で財を築くのも良し。まさに、アナログの会社経営シミュレーションゲームといえます。
ゲームデザイン(バランス)が秀逸でリプレイ性が高い
お金を稼ぐ手段は、貿易(交易)と株式投資ですが、共に「市場の原理」が上手に働いており、どちらの戦略が強いという感じはありません。その為、各プレイヤーのゲーム方針により、毎回ゲームの流れが変わり、リプレイ性が高い要因となります。
ゲームデザインがとっつきやすい
ゲームシステムの基本は、ワーカープレイスメントで、良い意味で斬新な要素はほぼなく、とてもとっつきやすいゲームデザインとなっています。
また、ワーカーは3人で始まり、ゲーム中は増えたり減ったりせず、アグリコラの様な初心者に厳しいフードデイなども無いため、プレイしやすい仕様になっています。
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13位:コンコルディア
ローマ時代の名家となり、上手に商売をして勝利点を稼ぐ拡大再生産戦略ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~5人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥8001 重ゲーの部類に入りますが、ルールは重ゲーの中では比較的シンプル。自分の手番では、手持ちのカードを出して、そのカードに掛かれているアクションを実行するだけ。
重ゲーの入門ゲームとしておススメできるシンプルさです。
ただ、戦略ゲーム故、運の要素はほとんど無く、戦略で勝ったプレイヤーが勝利する=実力があるプレイヤーが勝利するゲームです。
また、プレイヤー同士の直接攻撃と言った要素がない、平和的な戦略ゲームです。その為、他のプレイヤーと競いつつも、自分の自己ベストを目指す的なゲームで、負けたとしても、内容が良ければ楽しめるゲームとも言えます。
「コンコルディア」は、ナヴェガドール(ナビゲーター)と同じ作者「マックゲルツ」の作品だけあり、ゲーム感は似ています。他の批評サイトでも、ロンデルの使わない「マックゲルツ」の作品と例えられていますが、まさにそんな感じです。
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14位:アグリコラ
畑を耕し、牧場に家畜を飼って、少しずつ農場を拡大していき、プレイヤーの中で一番の農場を目指して行く農場経営ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥7020 ボードゲーム関連タグ
ワーカープレイスメントと言われるゲームジャンルの代表作。
世界的なボードゲームサイト「ボードゲームギーク(BGG)」で、登場以来、数年間No1に君臨した伝説的なゲーム「プエルトリコ」に変わり1位を獲得した傑作ボードゲームです。
重たいゲームのカテゴリーに入っていますが、ルール自体は比較的シンプルで、ゲーム難易度的にはミドル系に入るかも知れませんが、「職業カード」や「進歩カード」という特殊カードが沢山ある為、ハードルが上がっています。
逆に、このカードがある事により、このゲームのリプレイ性(やりこみ要素)が上がっていると言えます。
ヘビー系ボードゲームのエントリーゲームとしてはかなりお勧めです。
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15位:デューン砂の惑星: インペリウム
SF映画をテーマにしたワーカープレイスメントとデッキ構築の戦略ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥7480 ボードゲーム関連タグ
「クランクのデッキ構築」×「ワーカープレイスメント」
いろんなゲーム批評サイトでもよく目にするとおり、プレイ感は「アルナック」に似ています。
また、「デューン砂の惑星: インペリウム」は、人気デッキ構築ゲーム「クランク」のデザイナーと同じです。
その為、「クランクのデッキ構築」×「ワーカープレイスメント」に、「マジョリティ」の要素も加わり、ゲームテーマを「SF」チックな感じにしたのが「デューン砂の惑星: インペリウム」となります。
「SF(デューン)」が好きで、「アルナック」が好きな方は、楽しめる作品になっています。
「デューン砂の惑星」を知らなくても問題なし
ゲームテーマは、SF映画「デューン砂の惑星」を題材にしていますが、映画を見ていなかったり、原作を知らなくても全く問題ありません。
知ってたらより楽しめるというだけで、知らなくても、ゲームシステムは秀逸な為、十分楽しめると思います。
「アルナック」で良くない?と感じてしまうかも
冒頭で「アルナック」に似ているとお伝えしましたが、それなら「アルナック」で良くない?と感じてしまうかもしれません。
初めて「アルナック」をプレイした時は、「デッキ構築」×「ワーカープレイスメント」の組み合わせに、新鮮さを感じましたが、このゲームに関しては、そこまで、新しさや新鮮さを感じませんでした。
また、「アルナック」の良い部分である「冒険してる感」も、このゲームではあまり感じられませんでした。(個人的に、冒険している感はかなり大事にしています。)
逆に、「アルナック」をまだプレイしていない場合は、「デューン砂の惑星: インペリウム」の評価、感じ方は変わるかもしれません。
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16位:ワイナリーの四季
ワイナリー経営がテーマの運要素が強い平和的ワーカープレイスメント
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~6人 推奨人数 人 小売価格 ¥7919 ボードゲーム関連タグ
運要素強めで重ゲーやワーカープレイスメントの入門編としておススメ
重ゲーの中ではルールも分かりやすくシンプルで、運要素も強めな為、比較的プレイ感の軽いワーカープレイスメントとなっております。その為、重ゲーやワカプレの入門ゲームとして向いています。
ただ、運要素が強いという事(カードの引き運に左右される事)は、かなりやり込んでも、カードの引き運が悪いと負ける事がある為、ガチガチの戦略ゲーム好きな人にとっては、デメリットと言えます。
ゲームのテーマ性(ワイナリーの経営)とゲームデザインの相性が良い
畑にブドウを植栽したり、収穫したり、醸造して出荷したりと、「ワイナリー経営」というテーマ性とゲームデザインの相性が良く、ゲームをしてて、ワイナリーの経営を疑似体験している様な面白さを感じます。
また、相性が良いという事は、ルールの飲み込みや理解度も早まり、初めてのプレイでも、序盤からゲームを楽しむことが出来ます。
拡張が入って完成形のゲーム
基本セットだけでもゲームとしては十分面白いのですが、拡張が入る事により、戦略の幅も広がり、運要素が強いという部分も若干緩和されます。
その為、「ワイナリーの四季」を遊んで気に入った方は、拡張を入れて遊んでみる事をおススメします。
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17位:オルレアン
フランスの都市、オルレアンの貴族となり、町の発展に寄与して、財を築いていくゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥ ボードゲーム関連タグ
運と戦略のバランスが悦妙なバックビルディングゲームの代表作
バックビルディングのシステムを取り入れているゲームと聞くと、ここ最近では、「クアックサルバー」が人気ですが、ルールがシンプルで手軽にできる反面、かなり引き(運)に左右される感じは否めません。
もちろん、オルレアンも引き(運)に左右されますが、得点を稼ぐ手段が複数用意されており、自分のマイボードを拡張していく要素もあり、運と戦略性のバランスが担保されています。
運ゲーはあまり好きではないけど、ガチガチのストラテジーゲーもあんまりという方に、とてもお勧めなゲームです。
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18位:アース(EARTH)
好きな気候や生態系を組み合わせて自分の島を作る壮大なゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~5人 推奨人数 4人 小売価格 ¥7480 ボードゲーム関連タグ
ダウンタイムの少ない秀逸なゲームシステム
アース(EARTH)は、プエルトリコのように、リーダープレイヤーが選んだアクションを、他のプレイヤーも実行できるシステムになっています。(同じアクションでもリーダープレイヤーの方が、強いアクションが出来ます)
また、アクションは全プレイヤー同時に行うため、自分の手番が回ってくるまでやることがない、いわゆる「ダウンタイム」がほとんどありません。
その為、とてもテンポの良いゲーム展開になり、プレイアビリティが高いゲームとなっています。
カードコンボ(連鎖)が気持ち良いエンジンビルドゲーム
自分の島が育ってくると、出来るアクションが増えてくる典型的なエンジンビルドゲームです。
カードの効果が発動する順番が決まっている為、相性の良い効果をうまく並べると、カードコンボ(連鎖)が発動して、1回の手番で、より多くの効果を得る事が出来ます。
効果うまく発動するように構築する出来ると、とても気持ち良い体験ができます。
カードの引きが勝敗に左右する
全部で300枚以上あるカードには、さまざまな効果があり、効果を最大限活かすには、カード同士の相性も重要です。ただ、何が出るかは運しだいなところもあり、カードの引きが悪いと、つらい展開になる事もあります。
パッケージデザインの美しさに目を奪われる
主観ですがパッケージのアートワークにほれぼれするほど美しく、300枚以上あるカードには、自然の景色や動物の写真など、とても見ごたえのある内容となっています。
ボードゲームを部屋に置いておくだけで、おしゃれなインテリアになるかもしれません。
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19位:マルコポーロの旅路
旅をしながら商売をして、最も利益を上げる事を目指す冒険ストラテジーゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 3人 小売価格 ¥ ボードゲーム関連タグ
秀逸で分かりやすいゲームシステムで、1ゲーム目から楽しめる
重ゲーの多くは、インストを受けてもあまりよく理解できず、とりあえず1ゲームやってみないと分からない感じですが、マルコ・ポーロは、ゲームテーマやメカニクスも分かりやすい為、序盤からゲームを楽しむことが出来ます。
また、サイコロを使うゲームの為、プレイ感も軽く、運と戦略のバランスもとても良く出来ている為、重ゲーの初心者にもおススメ出来ます。
キャラ能力にかなり左右されるキャラゲー
ゲームとしてはとても面白いですが、最初に選ぶキャラによってゲーム性がかなり変わってきます。
最初にキャラを選ぶゲームにはよくある事ですが、かなり「チート」なキャラもある為、公平性を考えると、そういったキャラは抜いたり、経験者は使わないような配慮が必要かもしれません。
4人プレイだとダウンタイムが少し気になる
ほとんどのゲームにダウンタイム(待ち時間、暇な時間)は存在しますが、4人プレイで少し長考するプレイヤーがいた時、他の重ゲーよりも、かなりダウンタイムが気になりました。その為、3人プレイでやるのが良いかもしれません。
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20位:スピリット・アイランド
精霊視点が新しい。侵略者から自分達の島を守り抜く協力ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.3点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 1~4人 小売価格 ¥ 協力性と自主性のバランスが素晴らしい
協力ゲームと言えば「パンデミック」が有名ですが、そういった協力ゲームは意外に好き嫌いが分かれます。
その理由は、一緒にやるメンバーの中に、「声の大きな仕切りたがり」がいると、他のプレイヤーの中で自分の意見が言えない人がいたり、思考停止する人が出てきたりで、結果、ゲームに参加できない=面白くないと言った感じになります。
そんな中、「スプリット・アイランド」は、侵略者から島を守るという共通の目標はあるにせよ、自分が責任をもって守るエリアが決まっており、そのエリア内は、自分の裁量で好きなようにプレイできます。
もちろん、ピンチになったら他のプレイヤーに助けを求める事もできます。ゲームのテーマやバックグラウンドが秀逸
このゲームの面白い所は、ゲームのシステムもさることながら、ゲームのテーマやバックグラウンドが秀逸です。
「カタンの開拓者」は島を開拓する事が目的で、「パンデミック」はウイルスから人類を守る事を目的としていますが、「スプリット・アイランド」は、島を開拓する入植者(侵略者)から自分達の島を守るという、まったく逆の視点から描いています。
「カタン島」にもし精霊が住んでいたら、まさにこんな気持ちなんだろうなと思ってプレイできますw
面白さは折り紙付きだが敷居は高いゲーマーズゲーム
ゲームのルールは比較的複雑で、覚えることもたくさんあります。プレイ時間は、インスト込で3時間以上かかることも。
また、ゲームクリアの難易度は非常に高く、常にカツカツの状態。協力ゲームだから他のプレイヤーに助けてもらいたいけど、他のプレイヤーも同じくカツカツで余裕がない。その為、ボードゲーム初心者にはおすすめ出来ないですが、ある程度の経験値があれば、協力ゲームがあまり好きではない人にも、これはお勧めできます。
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21位:グレンモアII:クロニクルズ
スコットランドを舞台に領地や富を拡大させていくパネルプレイスメント
ボードゲームの基本情報
評価 8.2点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 2~5人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥9900 ボードゲーム関連タグ
「カルカソンヌ」の起源になったパネルプレイスメントシステム
「グレンモアII:クロニクルズ」の前作「グレンモア」は、世界的有名なゲーム「カルカソンヌ」のゲームシステムのアイデアになったともいわれています。
私自身、「カルカソンヌ」はあまり好きではないのですが、このゲームはパネルプレイスメントの要素は大きいものの、拡大再生産的やリソースマネジメント的な要素もあり、「カルカソンヌ」とはだいぶ違うパネルプレイスメントとなっています。
自分の庭が徐々に広がっていく楽しみ
「カルカソンヌ」は共通の世界をベースに展開していきますが、「グレンモア」は、各プレイヤーのマイスペースを拡大していくので、他のプレイヤーに邪魔されることはありません。(Key flowerの様な感じです)
とは言え、パネルは共通の市場にあるので、早い者勝ち。価値の高いパネルは各プレイヤーで奪い合いになります。
ルールは比較的分かりやすく、戦略と運のバランスが絶妙。
時間は結構かかりますが、ルールはとても分かりやすく、少しプレイすれば、ボードゲーム経験値が少ない人も比較的早く理解できると思います。
また、思考性や戦略性は十分にありつつ、若干の運要素も絡んでおり、そのバランスは絶妙と言えます。
さすがに、初心者向けではありませんが、重ゲーのエントリーゲームとしてかなりお勧めできます。
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22位:Keyflower
ワーカープレイスメントをベースに、ボードゲームのいろんな要素がてんこ盛りなボードゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.2点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 2~6人 推奨人数 4人 小売価格 ¥8450 ボードゲーム関連タグ
ボードゲームのいろんな要素がバランス良く盛り込まれた秀逸なボードゲーム。
ルールは、ワーカープレイスメントがベースですが、その中に、競り要素、パネルプレイスメント要素、リソースマネージメント要素と言った多くの要素が入っています。
このゲームのすごいのは、ただ単に、いろんな要素が盛り込まれているだけでなく、それぞれの要素がバランスよく、且つ、その良さが損なわれない程度に上手く絡み合っている点です。
このゲームのマイナス点を言うなれば、複雑なルールとインスト、プレイ時間の長さでしょうか。これは、重ゲーの宿命といわざる負えませんが、初心者にはおススメできないゲームです。
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23位:ウイングスパン
プレイヤーは、鳥の愛好家となり、多くの種を見つける事を目的とした拡大再生産ゲーム。
ボードゲームの基本情報
評価 8.2点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 1~5人 推奨人数 4人 小売価格 ¥7150 2019年ドイツ年間ゲーム大賞 エキスパート賞を受賞した話題作の為、2019年11月現在、いろんなボードゲーム交流会で動いているのを目にします。
ゲームのジャンルは、拡大再生産に入り、マイボードを育てていくと、特殊効果が発生して、1アクションによって得られる効果が大きくなっていきます。
このゲームの素晴らしさは、ゲームシステムはもちろんの事、アートワークの美しさやコンポーネントの秀逸さだと言えます。
野鳥カードは、170種類あり、鳥の愛好家は、このカードに書かれている鳥の絵を眺めているだけでも、楽しめるのではないでしょうか。
また、ボードゲームの多くは、初心者が経験者に勝つことは難しいですが、このゲームは、初めてでも経験者に勝つ事が出来ます。
数回プレイした感じでは、運要素は比較的高めな感じを受けました。
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24位:電力会社 充電完了
電力会社を経営して多くの都市へ電力を供給する拡大再生産ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.1点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~6人 推奨人数 4人 小売価格 ¥6160 ボードゲーム関連タグ
電力会社で、競り、陣取りなどの要素が楽しめる
ゲームのメカニクスとして「競り」、「陣取り」、「リソースマネジメント」など、多くの要素を電力会社で楽しむことが出来ます。
また、このゲームはプレイの順番も重要な要素なので、プレイ順の操作で他のプレイヤーとの駆け引きも楽しめます。
シンプルに拡大再生産の醍醐味が味わえる
ゲームが進んで行くと、どんどん自分の電力会社が大きくなっていき、発電できる電力や供給できる都市が増えていき、最終的には、沢山のお金が得られるという「拡大再生産」の醍醐味がシンプルに味わえます。
拡大再生産が大好きなボードーゲーマーなら、買って損はないゲームだと思います。
2004年登場以来長年愛されているボードゲーム
「電力会社」は、2004年に登場以来、現在も世界的ボードーゲームサイト「BGG」のランキングで、「100以内」に入っている長寿ゲームです。それだけでも、このゲームが如何に素晴らしいか伝わると思います。
仮に電力会社の欠点を言うなら、2004年登場という事で、最新ゲームと比べると、ゲームに新しさ(新鮮さや斬新さ)はあまり感じないところでしょうか。
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25位:ビヨンド・ザ・サン
自分達の銀河帝国を築き上げる「ワカプレ」×「マジョリティ」系戦略ゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.1点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 2~4人 小売価格 ¥11000 ボードゲーム関連タグ
「シングルワーカー」が特徴的なワーカープレイスメント
今までいろんなワーカープレイスメントのゲームをプレイしてきましたが、ゲーム中、1つのワーカーのみでずっとプレイしていく「シングルワーカー」は初めてでした。
とは言え、ワーカーを置くときに、資源を必要とするエリアが多くある為、置きたくても資源が足りなくて置けなかったり、強いアクションには人気が集中して、他のプレイヤーのワーカーが置かれていたりと、したいアクションが出来ないジレンマは通常のワカプレと同様です。
「テックツリー」のメカニクスでリプレイ制が高い
上の画像の様に、左側の系統に派生して、新たな技術がツリー状に展開していく「テックツリー」と言われるメカニクスが、ゲームをやる度に違った盤面になる為、毎回違った戦略を考える楽しみが味わえます。
星から星へ宇宙を旅するワクワク感も味わえる
「宇宙探査ボード」という別のボードでは、星から星へ旅をしたり、新しい星を発見したり、支配したりと、ボード上ではありますが、疑似的に宇宙を旅するワクワク感も味わえます(少年の心と想像力は必要ですがw)
また、とある星系を支配する為に、他のプレイヤーと「バチバチ」になる事もしばしばあります。
コンポーネントが価格に見合っていないかも
主観ではありますが、価格が「定価:¥11,000」するにしては、ゲームで使用されているコンポーネントやアートワークが少し残念に思います。
やはりこういうゲームは「テーマ性」がかなり大事ですし、「テーマ性」を感じられる「アートワーク」や「コンポーネント」のデザインも重要になってきます。
「¥8,000」くらいならまだ納得できますが、「¥11,000」を考えると、もう少し頑張ってほしかったです。
ゲームとしてはとても面白い為、本当なら「8.4点」は付けたいですが、その部分を加味して「8.1点」という評価となっています。
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26位:テラミスティカ:ガイアプロジェクト
宇宙を舞台に繰り広げられる種族間の勢力競争を勝ち抜く拡大再生産ストラテジーゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.1点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 3時間以内 プレイ人数 1~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥1100 ボードゲーム関連タグ
世界的なボードゲームサイト「ボードゲームギーク」では常に上位に表示されているストラテジーゲーム。
当サイトで、現在この順位に甘んじているのは、私自身がこのゲームのやり込みが足らない事と、若干人を選ぶゲームだという事。その為、私の評価次第で、順位が上がるポテンシャルはかなりあります。
宇宙を舞台にしたゲームテーマが少年心をくすぐる
やっぱり、男性は「宇宙」「銀河」という壮大な世界観が好きな人が多く、私もその中の一人です。
ゲームシステムは「拡大再生産」やら「リソースマネジメント」といった他のボードゲームでもよく聞く要素がありますが、ゲームの目的やゲームテーマが違うだけで、やってることは似ていても、感じ方は大きく違いますね。
最初に選ぶキャラクター特性がかなり出てくる
「テラフォーミング・マーズ」や「サイズ(SCYTHE) - 大鎌戦役」と同じように、最初に選ぶキャラクター(種族)で戦略が大きく変わります。
また、ラウンド目標やラウンド終了時の目標も、ゲーム毎にランダムで設定される為、それによってもキャラクター選びや戦略も変わってきます。
とにかくやり込み要素が多く、運要素は無い為、実力差が顕著に出るザ・ゲーマーズゲームと言えます。
このゲームを面白いと思ってくれる実力差の近い仲間が3人いれば、一生遊べるゲームかもしれません。
それと、ゲームのシステムとして、プレイヤーへの直接攻撃がない為、平和的なゲームとも言えます。
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27位:ティカル
探検隊のリーダーとなりジャングルに眠る遺跡を調査していくアドベンチャーゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8.0点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~4人 推奨人数 3~4人 小売価格 ¥8717 ボードゲーム関連タグ
探検×ボードゲームの素晴らしい相性
大型のボードに沢山の調査隊を派遣して、遺跡を調査していくロマン溢れるアドベンチャーボードゲーム。
ゲームシステムも秀逸ですが、なによりも「探検」というテーマがアナログのボードゲームと相性抜群。大きなボードをフルに活用して探検する気分を味わえます。
※写真は2016年特別版のティカルプレイ時間とダウンタイムは若干長め
ゲームの面白さは言うことないですが、自分の手番でとるアクションの選択肢が多いため、長考になりがちです。
その為、長考する事が多くなると、ゲームが長引き(プレイ時間は2時間を超えることも)、何よりも、ダウンタイムが長くなってきます。
唯一の欠点はそこくらいですが、それでも面白さは揺るがないです。
※プレイ感はミドルゲーム並みですが、時間的には重量級になる場合もあるので、両方のカテゴリーに入っています。
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28位:ナヴェガドール(ナビゲーター)
大航海時代に船でポルトガルから長崎を目指しながら植民地を開拓し貿易しながらお金や勝利点を稼いでいくゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 8点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~5人 推奨人数 3~5人 小売価格 ¥9000 ボードゲーム関連タグ
重ゲーの中では、比較的易しいルール難易度。重ゲーのエントリーゲームとしてお勧めです。
また、「大航海時代に、船に乗って長崎を目指す」というテーマ性も分かりやすく、男の浪漫を掻き立てます。
このゲームのポイントは、「ロンデル(リング)」という、サイコロでもルーレットでもない、独特なアクション選択システムです。
ロンデルリング
それぞれの行動が書かれている8マスの小さな円状のすごろくの様なもの。
自分の意志で進む事が出来ますが、自分がいるマスから3マス以内のマスまでしか進め無いというルール。
基本、8マスの中に、重複するアクションは1つしかなく、とあるアクションを選ぶと、また同じアクションを選ぶには、最低でも3ターン必要です。(3進んで、3進んで、2進むと、同じマスになります。)
この方法だと、最短3ターンで同じマスに行けますが、その間、飛ばさなければいけないマスがいくつか出てきます。
逆に、1マスずつ進んでいくと、全てのアクションを実施出来ますが、1周するのに、8ターンかかります。このロンデルシステムが大きなジレンマを生み出します。
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29位:エルグランデ (El Grande)
自国の騎士を率いて、より多くの領土で優位な状態を作り出す陣取りゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 7.9点/10点中 難易度 ★★★★☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~5人 推奨人数 4~5人 小売価格 ¥6500 ボードゲーム関連タグ
エリアマジョリティ(陣取りゲーム)の代表作
簡単にルールを説明するとすれば、毎ラウンドの終了時に、各エリアにいるコマ(騎士)の数によってもらえるポイントが変わってきます。
そのエリアで、自分のコマが一番多ければ1位の得点、2番目なら2位の得点がもらえるという感じです。
ただ、コマの数にも限りがあるし、動かす回数や動かせる人数にも制限がある為、全てのエリアで自分のコマを一番にさせる事は無理です。
その為、1位になりやすい場所(=他のプレイヤーのコマが少ない場所)を狙うのですが、そこは他のプレイヤーも考えているところ。なんとも悩ましいゲームです。
また、簡単にルールを説明しましたが、自分の行動を決めるアクションカードが沢山あり、それぞれの効果は多義に渡ります。ここを理解するのにそれなりの時間が掛かってしまう為、手軽に出来るゲームとは言いにくいのが難点です。
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30位:ブルームサービス
魔法使いとなって、より多くの場所に薬を届けるゲーム
ボードゲームの基本情報
評価 7.9点/10点中 難易度 ★★★☆☆ プレイ時間 2時間以内 プレイ人数 2~5人 推奨人数 4~5人 小売価格 ¥5800 ボードゲーム関連タグ
重たいゲームの中では比較的シンプルなルールで、重ゲーのエントリーゲームとしてお勧めです。
このゲームのキモとなるのは、トリックテイキングのマストフォローをベースにしたゲームシステムです。
最初のフェーズで、10枚のアクションカードの中から4つ選んだ後、スタートプレイヤー(直前に勇敢アクションを実施したプレイヤー)から1枚カードを出します。
この時、スタートプレイヤーが出したカードを持っているプレイヤーは、かならず出さなければいけません。(トリックテイキングで言うと、マストフォローの状態です。)
このゲームは、カードを出す順番も大事なので、これにより、プランが大幅に変わってしまう事も多々あります。
「ブレイブ」か?「チキン」か?
また、このゲームは、カードを出した時、「勇敢なアクション」と「無難なアクション」のどちらかを選択します。
「勇敢なアクション」の方が、より多くの報酬を得る事が出来ますが、次以降のプレイヤーが、同じカードを持っていて、「勇敢なアクション」を選択した場合、そのカードは無効となります。
逆に、「チキンアクション」は、得られる報酬は少ないですが、確実にその時に実施出来ます。
仮に、自分だけがそのカードを持っている場合、「ノーリスク」で「勇敢なアクション」を実施できますが、そんな事は分かりません。
「ブレイブ」でいくか?「チキン」でいくか?毎ターンこのジレンマに悩まされるのも、このゲームの醍醐味です。